札幌市では札幌版次世代住宅基準を定めており、この基準を満たす一戸建て住宅の新築費用を補助する制度が「札幌版次世代住宅補助制度」です。
住宅の省エネ性能が高い順に、プラチナ、ゴールド、シルバー、ブロンズの4段階に分けられ、等級が高いほど補助額も大きくなる仕組みです。
補助額は、プラチナが220万円、ゴールドが180万円、シルバーが60万円であり、ブロンズは認定のみで補助対象外となります。
また、補助に関して特筆すべき点は、プラチナ等級から優先して補助するという仕組みです。
まずプラチナ申請から採択し、プラチナ枠の予算予定額(1760万円)を超えた場合は抽選を行います。
次に抽選に外れたプラチナ申請とゴールド申請を採択し、ゴールド以下の枠の予定額(2340万円)を超えた場合は再び抽選が行われます。
プラチナとゴールドの申請をすべて採択し、予定額が残っている場合はシルバー申請を採択します。予定額を超えた場合は再び抽選が行われます。
できるかぎり住宅の省エネ性能を高めてCO2の排出を減らそう!という趣旨の補助金なので、このような仕組みが採用されているんですね!
対象要件は、UA値が最高のプラチナが0.18(W/m²K)以下、ゴールドが0.20以下、シルバーが0.28以下、ブロンズが0.40以下です。
BEIはプラチナのみ0.6以下であり、その他は0.8以下です。C値は一律で、新築は0.5(cm²/m²)、改修は1.0以下です。
さらに、合計出力1.5kW以上の太陽光発電と、発電した電気を充放電できる容量2.0kWh以上の蓄電設備を接続し、蓄電した電気を住宅のコンセントから使えるようにする「サステイナブル要件」も必須になります。
今年度第1回の抽選予定日は5月8日(水)です。
これから家を建てる予定の方は、住宅の省エネ性能も頭の片隅に置いておきたいですね!
札幌版次世代住宅補助制度に関する問い合わせ先は札幌市住宅課:011-211-2807
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