コラム

2024年05月08日

2023年 札幌市内の分譲マンション2年連続5000万円超え⁉

■新築価格 2年連続5000万円超え
2023年に札幌市内で売り出された新築分譲マンションの平均販売価格は5,162万円で、2年連続で5,000万円を超えたことがマーケティングリサーチなどを手掛けるDGコミュニケーションズ(東京都)の調査でわかりました。


建築資材価格や建設従事者の人件費が上昇傾向にあることと、地下鉄沿線を中心としたマンション用地の取得費が高額なことが分譲価格に反映された結果で、30歳代を中心とするマイホーム需要層にはなかなか難しい価格帯ではないでしょうか...。


■過去最高の坪単価
札幌市内の新築分譲マンションの1戸あたり平均価格は、前年に比べると43万円下落しましたが、2年連続で5000万円を超えました。2013年の平均価格は3208万円だったので、比較すると10年間で約2000万円も高くなっています!


1戸あたり平均坪単価は255万円で前年比2万円のアップ。DGコミュニケーションズが調査を開始した1980年以降の最高額となりました。


超高層物件、いわゆるタワマンを除いた平均価格は約650万円下がって4510万円でした。しかし、昨年のタワマンを除いた平均価格は4187万円でしたので、やはり物件の価格は上昇しているといえますね...。


2023年に新規発売した物件の戸数は1402戸で、前年に比べて815戸(36.8%)減少していて、間取り別では、3LDK797戸で全体の56.9%を占め、2LDK425戸(30.3%)、4LDKはわずか79戸(5.6%)でした。2LDKの比率が2年連続で3割を超えた一方で、4LDKは調査開始以降で最低の数字となりました。


表2.jpg



■4千万円が分岐点
新規物件のうち、2312月末までに売れたのは1195戸で、前年に比べ808戸減少しました。成約率は85.2%で、9割を下回るのは3年ぶりになります。


価格帯別に成約率を見ると、4000万円未満は91.3%(前年比0.5ポイント上昇)、4000万円以上は81.8%(前年比8.3ポイント下落)となり、4000万円が売れ行きを左右する分岐点になっているといえるでしょう。


表1.jpg



いかがだったでしょうか。平均価格の高騰だけでなく、新築4LDKの減少はファミリー層には大きな影響があるのではないでしょうか。家を建てるにせよ買うにせよ、資金と選択肢にはゆとりを持ちたいところなのですが...。



イエコネのおうち見学では実際に人が住んでいるおうちをみるだけではなく、オーナー様からおうちを建てたときの話や住んでみてから感じたことなど、体験談を聞くことができます。ぜひおうちづくりの参考にしてくださいね♪


イエコネでのおうち見学はこちら>>

[経済産業省]
令和2年度第3次補正事業再構築補助金採択事業